現在クラブ・ワールドカップが日本で行われている。
この記事を書いている段階では、一昨日鹿島アントラーズが南米王者に勝利し、そして昨夜レアルマドリードがクラブ・アメリカを下し決勝戦で鹿島アントラーズと対戦することが決まった。
この大会ではビデオ判定が導入されていて、実際に判定が行われた。これはサッカー界では大きな変化であり、ビッグニュースだと俺は思っている。公式戦初導入だからかなりすごいことだよね。歴史変わるぜ。
そこらへんについてちょっと考えてみる。
ビデオ判定とは
シュートを打って、それによってサッカーボールがゴールラインを割ったかどうかというのをビデオに判定させようというものである。
もちろんゴールの判定以外にもファウルやサイドラインを割ったかどうかの判定等も行われる。
サッカーの審判はピッチの中を走り回って笛をピピっとならしている主審が1人、ピッチの外でサイドライン際を走っている副審が各サイドに1人ずつ、またピッチ外に1人、計4人が存在する。(第4の審判は置かないこともできる。大会によって決められる。)
基本的には主審が判定をして、副審らは主審の手助けをするという形だ。
ジダンはあまりよく思っていない
今回導入されたビデオ判定制度に関してレアルの監督をやっているジネディーヌ・ジダンは良い印象を感じていないようだ。
というのも、私たち(ジダンら)にビデオ判定制度を導入するかの決定権はないので、偉い人たちが導入すると言ったらそれに従うしかないと。つまり慣れるしかないといったのだ。
まあ大人の対応だけど、何が不満なんだろう。
またミットフィルダーのルカ・モドリッチも否定的で、「混乱を巻き起こすのでは」、「良いシステムではないように感じた。」と言っている。
ビデオ判定は必要か否か
それぞれ思う事はあるかもしれないが、俺は必要だと思う。
やっと導入されたか・・・という感じだ。
だって、より正確な判定をするためには必要な事でどう考えても誤審の数は減る。確かに判定によって試合の流れは止まってしまうかもしれないが、それが重要だとは思わない。
それよりも間違いのない判定をすべきだ。悪いプレーは悪い、オフサイドはオフサイド、ゴールはゴールと、きわめて当たり前のことだと思うのだが・・・。
きっとサッカーは、時間を止めないロスタイム方式(いやいまはアディッショナルタイムとかいうのか)でやっているから、時間を止めてのビデオ判定に抵抗があるんだろう。昔からそうであるから。
バスケットなんかはイチイチ時計を止めているため、ビデオ導入は早かったし、正直時間ギリギリのシュートのゴール判定なんかは人の目だと判断できない場合があるよね。だからビデオ判定導入は当然のことだと思う。
野球についてもそうだ、ファウルボールかどうかの判定とかアウトかどうかの判定、どう考えてもビデオ判定の方が正確なジャッジが可能だろう。
やっぱり時代は変わっていくので新しい技術はどんどん取り入れていくべきだと思うし、もしかしたら今後もっと早く判定できるようになるかもしれない。確かサッカーボールの中にチップを入れてラインを割るかどうかの判定ができるというものも既にあったはず。
ビデオ判定制度を批判する人は一体何が目的なんだろう?誤審のないサッカーになったら面白みが減ると言いたいのだろうか。まあ確かに人間が審判をするからこその面白みはあるが、それは本来のサッカーの楽しさではなくて、プレーによって審判をだますのを楽しんでいるように思える。
サッカーを愛しているなら純粋にプレーで観客を魅了し楽しませるべきだと思う。とか言ってみる。
コメント