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【芸能人が報道に対して反論しない理由】T.M.Revolution西川氏の発言を分析

テレビ

2017年5月21日に放送されたテレビ番組「ワイドナショー」を見て、気になったことがあったので取り上げようと思う。

T.M.Revolution西川孝教(たかのり)氏の発言

番組前半で「週刊新潮の宙づり広告 週刊文春がスクープ盗み見」というニュースが紹介され、それに対してのT.M.Revolution西川の発言が以下だ。

ただ飲んでるのを豪遊って書いたら、もう一般の人は豪遊、どんちゃん騒ぎしていると思ってしまいます。

中略~~

話を歪曲させて記事にするパターンだってある。

こっち側は話題にすることで結局引っ張るだけ引っ張ると、結果的にはその記事を長く引っ張ることになる。それだったら何も言わんと閉口して一時期絶える事、それしかない。

それをする人間やとわかっているからこそ、叩き(まくられる)。叩かれ損。

これ、話を整理すると

  1. (週刊新潮や週刊文春などの)メディアが芸能人の話題を(少し大げさ、又は歪曲された)報道する
  2. 報道された芸能人側は反論したり、否定したりしたい
  3. でもコメントを出すことによって(反応することによって)記事(ニュース)が長引き、より多くの人に知られることになる
  4. だから結局芸能人は何も言わずに黙っているしかない。

ということだ。

非常に可哀想だとは思うが、これが芸能人の宿命でありしょうがない事であるのだろうけど

全く身に覚えのない、根も葉もない事を言われたのにそれに反論できないのは悔しくて仕方ないだろう。

 

え?何で反応しないの?反論して否定すればデマ報道って事が証明されるじゃん」って思う人もいるが、それによって報道は長引き、芸能人にとってデメリットしかない。

どういうことか。

デマを信じる人はたくさんいる

数字はイメージであり妄想であるのだが、例えば「テイラー君、ゲイ疑惑!おまけに毎日夜遊び、路上で丸裸!」なんて報道がされたとしよう。

これはもちろん全く事実ではなく、事実無根のでっち上げだ。

するとまずこの報道を見た人が10万人いたとしよう。

10万人のうち「テイラーってやっぱそういうやつだったんか、やりそうだもんな~」とちょっと信じちゃう人が1万人(つまり10分の1の割合)いたとしよう。

ここで無言を貫けば、「テイラー君、やっぱやったんだな」って思う人がせいぜい少し増えて3万人になるだけだ。

でも例えばここでテイラー君が「僕はそんなのやっていない、ゲイでもない!ふざけるな!」とか反論してみる。

するとそれに対してさらに報道がされて100万人がそのニュースを見たとする。

テイラーってやっぱそういうやつだったんか、やりそうだもんな~」って思う人の割合は少し減って(反論したことによって少し信じる人の割合は少なくなった)0.5割、それでも5万人いることになる。

 

無言を貫けば3万人の勘違いで済んだところが、記事に反応して多くの人の耳にデマが届いてしまったことで5万人が勘違いすることになってしまうのである。

さらにこれがもっと話題になってしまえば、1000万人の耳に入り、その0.5割、50万人が勘違いするという、もう事実みたいに扱われちゃったりして、どうしようもない状況になっちゃうのだ。

悲しいけど無視が一番

以上の事から、T.M.Revolution西川氏が言うように、根も葉もない報道に対しては無視を決め込むことが一番!ということ。

でも一方的に芸能人がサンドバックになって、泣き寝入りで終わるのが悔しい人はたまに反応しちゃって、大炎上的な事になってしまうのだ。

ひたすら黙って一部に変なイメージを付けられるか、反論した色々な人の耳に入って勘違いされまくるか、どちらがいいのかはわからない。

これが芸能人の辛さという事なのだろうか。

今日はこの辺で。

そいじゃ!

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