俺は22歳のときに新卒で教師になった。(結果的に1年でやめたけど。)
「将来は教師になりたい!」と思っている人はたくさんいると思うので、そういう人へ向けて俺が教師になるまで体験したこと(なるために必要な事)を書き記しておきたいと思う。やっておいたほうがいいこととかは別記事で書こうと思う。
少しでも参考にしてもらえれば幸いだ。
教師になるまでの大まかな流れ
教師になるには段階が必要で、その流れに沿って簡単に説明していくのだが、1行で流れを言うとするならば
「教員免許を取る→教員採用試験に受かる」だ。
教員免許がないと教師になれない
大学選び
まあ当たり前なんだけど、「教員免許がないと教師にはなれない」。
さらに教員免許を取るためには大学に行かなきゃならないので、さかのぼって考えると高校生のときから頑張って勉強しなきゃいけない。
いい大学(偏差値の高い大学)かどうかは関係ないので、とりあえず「どの教科の免許がほしいか」と「その免許がとれる大学はどこか」を調べるべし。
大学に入ってから
俺の場合、数学の免許をとりたかったので国立大学の理学部の数学科に入学した。
そこで中学高校の教員免許を取得した。
小学校の免許もほしい気持ちもあったが、俺の学部では無理で教育学部みたいな場所じゃないと取得できなかった。
高校だけの免許をとるのも可能で、中学高校2つとるより簡単である。
中学校の免許も取ると、高校の免許を取る授業数プラス中学の免許の授業数となるので、かなり忙しい大学生活となる。
授業自体は真面目にやれば大学3年生が終わる時点で全て取る事ができる。
大学1~2年までは授業を受けたり、ひたすら勉強をする。
大学3年になると「教員実習」ってのがあって、実際に中学校や高校に配属されて先生みたいな事をやらされる。コレがかなりきつい。(人によるようだが、俺は部活動も毎日出たからか。)なんか毎日レポートみたいのも書かされた。
期間は、中学の免許を取る人は3週間、高校の免許を取る人は2週間だ。
で、忘れてたけど「介護実習」っていうのもあってデイケアーとかで1週間ほど老人の相手をする。大学2年生くらいだったっけか。
大学4年生になると(真面目にやってきた人は)授業はほぼなく、ゼミ(研究室)のみになる。
免許取得のためには教員採用試験(筆記と面接)に合格しなくてはいけない。
7月くらいから教員採用試験が各県で行われるので、それを受ける。
ブロックごとに開催日が分かれているため、いくつかのブロックの教員採用試験を受ける事が可能だ。
俺は3ブロックの教員採用試験を受けた。
筆記には一般教養と教職教養というのがあって、一般教養は一般的な知識(数学とか国語とか理科とか社会とかの知識)で、教職教養は教育に関する知識(教育法だとか学校教育法、指導要領だとか)だ。
これに受かれば無事教員になることができる。
もちろん免許を取る事が必要条件なので、間違っても単位を落とさないように。確か卒業式のときに免許を渡された。(中学高校)
以上が教師になるまでに必要な事と大まかな流れだ。
最後に
俺は今年30歳になるが、思い返せば非常に険しい道のりだったなと思う。
普段の授業も大変だったし、教育実習も大変だったし、教員採用試験に向けての勉強が一番苦痛だった。
どんどん知識が付いていく感覚はいつになっても面白いものだが、教員採用試験は大学受験と一緒で今後の人生にかなり影響する出来事であるので、プレッシャーは半端無い。
まあでも教員採用試験に落ちたところで死ぬわけじゃないので、そんなに切羽づまらなくてもいいのでは?というのが今の俺の気持ちだ。
1回落ちればもう一回次の年に受ければいいし、俺の友達の中には6年くらい受け続けて何とか合格までたどりついた強者もいるくらいだ。
教師になってからも茨の道は続くわけだが、まあ教師になりたいって人はそれなりの心意気があるのだろうから、乗り越える事ができるだろう。頑張ってくれたまえ。
今日はそんな感じ。
そいじゃ!
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