より快適な睡眠を得るためには枕選びが非常に大事です。
人それぞれフィットする枕は違うので、当サイトではベストな枕に導くようナビゲーションをしています。
本記事では枕選びをする前にそもそも枕とはどんな役割があり、人間にとってどのような扱われ方をしてきたのかを簡単に説明しようと思います。
枕の歴史
枕の歴史は長く、さかのぼれば1924年になります。
南アフリカにてアウストラロピテクスの頭蓋骨の下に石の枕が敷かれていたことが確認されています。(ただし実際に使われていたのか、その時だけ枕を敷いたのかは不明です)
古代においては木や平たい石をそのまま使ったりしていましたが、それからというもの枕は急速な発展を遂げ、中国や中世ヨーロッパでは工芸品などの貴重品として扱われることになります。
やはり人間の体の仕組みとして枕は必要不可欠なものであったので、どんどん枕は広まっていきます。
江戸時代には髷(まげ)を崩さないように工夫すべく、ある程度の高さがある箱の上に布を付けた「安土枕」が使われました。
安土枕には引き出しが付いていて、その中に小物や金品を保管する文化があったため、それを狙った盗人がいたり、火事の時には枕を持って逃げたりしていました。
枕はどの時代でも常に人間の生活に密着しています。
それは今も同じです。
日々の快適な生活を送るために日々の睡眠が大事で、そのために枕は必要不可欠なのです。
枕の役割
なぜここまで枕が使われるのでしょうか。
それは、睡眠時もなるべく体への負担を減らそうという、ごく自然な考えからです。
人間の頭の重さは体重の8~13%くらいを占めていて、例えば体重50kgの人だと頭の重さは4~7kgもあるということです。
ボーリングの球に匹敵するような重さの物体を細い骨たちが支えながら人間は日々生活しています。
そのため、なるべく骨や筋肉に負担がかからないように首から背中にかけての骨は彎曲(わんきょく)していて、ショックを吸収したり、力を分散させています。
首から背中にかけての骨の形(S字)が、睡眠時においても基本姿勢となります。
では実際に枕を選んでいきましょう。
⇒「枕の選び方」
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