平成30年9月6日早朝3時、北海道に最大震度7の地震が来た。
俺はその時起きていて、スマホの緊急災害通知(?)と地震、すぐさまの停電に驚き、地震が治まるまで机の下で丸まっている事しかできなかった。
幸い俺の地域は震度4程度で済んだのだが、丸2日ほどの停電を食らってしまった。
今回の地震で感じたこと、震災後の生活で気をつけたほうが良いこと、などを書き留めておこうと思う。
冷静に
まず一番押さえておきたいのは、冷静になるということ。
震災時は焦って考えてパニックになりがちだが、そういうときこそ深呼吸をして冷静に考えてみよう。
今やるべきことは何なのか、家族は無事か、電気の確保、水・食料の確保等々。
命が一番大事であるが、その次は生活をしていかなければいけない。
しっかりと情報をつかんで、判断していこう。
デマに騙されない
その情報についてだが、停電になるとテレビを見ることが出来ないため、頼るのは電池式のラジオ(又はスマホのラジオ)やツイッターなどのSNSとなる。
新鮮な情報をすばやく手に入れることが出来るのはすばらしい事だが、中にはデマが混じっている事がある。
今回も2つほどのデマが出回って、振り回され不安を覚えた。
携帯の電波塔が停電により機能しなくなるので、そのうち携帯の電波が無くなる
10時半より断水になるから水を溜めておいて
まあこれに関しては町内会長が悪いわけではないが。
お風呂に水を溜めておく
断水になった場合は水が足りなくて普通に生活する事は困難になる。
そのため生活用水(トイレや食器を洗うために使う)の確保が必要だ。
断水になっていなかったとしても、後で断水になる可能性はゼロじゃないため、地震があったらすぐにお風呂に水を溜める事をおすすめする。
お風呂以外にも、家中にある容器(鍋やペットボトル)に水を入れておこう。
停電用のグッズを備えておこう
今回一番困ったのが、「停電」だ。
中でもスマホの充電は切れたら誰とも連絡が取れなくなるし情報も入ってこなくなるから、生命線ともいっていいほど。
「停電時にあってよかったもの」については以下の記事で紹介しているので参考にしていただければと思う。
モバイルバッテリーがあればスマホの充電3,4回分は確保できるので今回の地震で一番役に立ったと感じた。
あと夜は家の中が真っ暗なのでランタンとかロウソクが必要だ。
地震が起きてから買いに行くのでは遅い。すぐに売り切れになっている。
そのため災害用グッズを部屋の隅にでもまとめて用意しておくべきだ。
電話するな
被災者への電話は後日でよい
被災者以外に伝えたいのはこれだ。
被災者のことが心配な気持ちはわからんでもないが、被災者からしたら心配メールの応酬は迷惑以外の何者でもない。
中には「みんな私のことを心配してくれてる・・・きもちいいいい!」って人もいるだろうが、たいていの場合が携帯の電池残量を気にして生活しているため、余計な電話やメールに電気を使いたくないのが実情だ。
(もちろん俺も心配されたら嬉しいが、一気にメール来ても応答できないし、電池の消耗激しいし…)
結局は、「心配を解消するための自己満」、又は「被災者を心配している俺かっこいい」、「心配していますアピール」、であって決して被災者の事を考えた行動では無い事を自覚してほしい。
3,4日経過して、落ち着いてから連絡せよ。
節電しよう
もちろん被災者自身の節電の意識は大事だ。
例えばスマホの画面を最も暗くするだけで電池の残量は思ったほど減らない。
(スマホによってはエコモードがあったりするので設定しよう。)
あとスマホゲームは控えよう。電池の減りがハンパ無い。
スマホはせいぜいツイッターやインスタなどで情報を確保するのに使おう。
悪手として
災害時にやらないほうが良いことを挙げておこう。
コンビニで馬鹿買いする
こういうときだからこそ助け合って生きたいものだ。
仕事の知り合いでコンビニをはしごして生活用品を買いあさった人がいて、正直ドン引きした。自分だけ助かればいい精神の人にはヤレヤレこりごりだ。
(コンビニでのレジへの列の割り込みにも遭遇した…。)
車を乗り回す
ガソリンを無駄に使うことはやめよう。
車は、エンジンが付きさえすればスマホを充電する事が出来るし、冷房・暖房も使うことが出来る万能機械なのだ。
イライラしない
こういうときだからこそ、相手の気持ちを考えて、助け合いの精神でいよう。
とくに身内には冷たく対応してしまうこともあるだろうが、そこは何とかグッと気持ちを押さえたいところ。
その場の雰囲気も壊れるし、復旧後の生活に響く。
最後に
自然災害はいつ起こるかわからないし、災害の規模がでかければとにかく恐ろしい。
起こってしまったらしょうがないので、なるべく落ち着いて行動できるように、普段からの心がけが大事だと感じた。
あとは災害用グッズの用意。
そんな地震体験であった。
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