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【早期ガンを発見せよ】生存率が低いガンを尿で発見?!最新検査法(実用化はいつになるのか)

生活

ガンを早期発見するために、どのような検査法が有効なのか。最新の検査方法について調べてみた。

どのような検査方法なのか、実用化はいつになるのかを解説していこうと思う。

※この記事は2018年5月10日に放送された日経プラスを参考にして書いたもの。

 

尿を使った検査

尿は老廃物ということで蔑(さげず)まれてきたが、尿で検査することのメリットはたくさんある。

と言っているのは、日立製作所研究開発グループチーフサイエンシスト 坂入実氏。

ガン検査は通常血液を摂取して行うのだが、尿を使った検査をした場合のメリットとしては病院へ行かなくていいこと、痛くないこと、簡単なこと、等が挙げられる。

 

最新の尿を使ったガン検査法

最新のガン検査方法は、尿の中の代謝物を検査してガンを識別する方法だ。

 

尿の90%は水。約3000種類の代謝物(有機化合物)が含まれている。

代謝物は血液の中にもあるが、特に尿の中にたくさんはいっている。

その代謝物の増減によってガンを判断する。

 

今までこれ(尿中の代謝物)がガンと関係あるかどうか注目されていなかった。

ここ数年で実はガンに関与している代謝物があることがわかった。

 

健常者とガン患者を比較することで増減された代謝物を特定していく。(ガンを識別するためのバイオマーカーを見つけていく。)

 

線虫による検査も有効

尿を使った検査方法でもう一つ、「線虫」を使った検査方法がある。

体長1mmほどの生き物、線虫が、ガン患者の尿に特有の匂いを好む性質を使って診断していく、というもの。
これにより、かなり高い精度でガンを発見できる。

九州大学発のバイオベンチャーが発明して2020年頃に実用化できるといわれている。
線虫の検査方法については日立製作所でも線虫の検査機器も手がけている。

日立製作所は、今手作業で先生方がやっている解析作業を自動化するような解析装置についても検討をすすめている。

 

 

線虫による検査と、尿の中の代謝物をデータとして解析してガンを識別するのは何が違うのか

線虫による検査と尿中の代謝物をデータとして解析する検査、どちらも尿検査だが、違いはなんなのか。

それは検出器として何を使うかの違い。

線虫の場合、その性質を検出器に使う、というだけ。
代謝物を解析する方法は、液体クロマトグラフ出力検査法というオーソドックスな分析方法を使う。

 

線虫がガン別にわけて判断する可能性もある。

またガン腫によって代謝物が違うことがわかった。
つまり、胃がんの人と肺がんの人で尿の成分が変わってくるということ。

次世代のガン検査技術の開発競争が起きている。何をどう使っていくか。

日立製作所は線虫と代謝物のどちらもやっていることで、それぞれの特徴を活かすことができる。

 

非常に分かりづらい説明であったが、それぞれに得意分野があるので、力を発揮できる場面で使い分ける、ということ

 

精度はどのくらい?

現時点では名古屋大学小児外科の解析結果によると、小児ガンは7例で、健常者58例で非常に綺麗に識別できている。

今はデータを積み上げている段階で、今後も非常に高い精度が期待できると考えている。

 

分析には高価な装置が必要になる。(5千万以上で、1億円近く)

 

どのようなガンの種類が特定できるのか

画像診断では発見し辛い、難治性のガン(肺、食道、胆のう胆道、肝臓、すい臓等)を発見することができる。

前立線ガン、甲状腺ガン、乳がんは80%以上の10年生存率があるのに対して、肺、食道ガンは20%ほど、また胆のう胆道、肝臓、すい臓ガンに関しては20%以下となっている。

すい臓ガンは発症しても無痛なので発見された時にはもう手遅れな場合がほとんど、なので尿で早期発見できることはとても画期的なことである。

尿中の代謝物の研究については日本の研究が進んでいる。

研究のために10cc尿をとっているが、実用化されれば50マイクロリットルで識別することができる。非常にわずかな量で済む。

 

実用化への期間

尿中の代謝物の解析による感検査の実用化は2020年代の前半を想定している。
臨床データを増やしてエビデンスをとる作業が必要。それを急いでやる必要がある。

 

コストは実験では数万円かかるので、もっと減らす必要がある。

検体を搬送する、分析する、といったものを含めたトータルのコストを減らすことを考えなくてはいけない。

 

実用化へ向けての新たな動き

解析コストを抑えるために、装置の開発も別途行なっている。

コスト低減へ向けた一つの課題。

 

日本全国にいくつかの拠点(医院)ごとに装置を持てば、気軽に検査することができるようになる。
そのためには同じ装置を使って、同じ管理をして、精度のいいデータを取っていくことが必要になってくると考えられる。

小児ガンにおいて、この検査方法だとガンの有無以外にも程度もわかるので、治療の効果がどのくらい出たかどうかの判断もできる。

 

最後に

以上がガンの最新検査法について。

俺自身ガンになる可能性が高いと感じているので、なるべく早く実用化されて欲しいと感じる。
ちなみに俺の祖父も父はガンで死んでいる。叔父さんもだ。

最近は妻の母も膵臓癌でなくなってしまったため、沈黙の臓器の怖さも思い知ったところだ。

医療の進歩をこれからも期待していよう。

今日はそんな感じ。

そいじゃ!

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