先日小学校の時の先生に会った。
もう18年くらい経っていたが、その先生は俺のことを覚えていてくれた。
「おー!テイラー!なつかしいな~、お前がいてくれて授業すごいやりやすかったぞ!」
そんな言葉をもらって嬉しかった。
色んな解き方をする
1つの問題に対して解への道筋がいくつもあることが好きで、俺は気づいたら算数が得意になっていた。
小学校2年生の時には学力テストで算数が全校で1位になって得意気になった。
授業にも積極的に参加した。
出された問題に対して、生徒がそれぞれ解法をホワイトボード(人数分あった)に書く。
いいなと思った人を先生が選び、その選ばれた人は前に出て発表する。
俺はこれに選ばれようと必死に問題を解いた。
斬新な解き方をした。
標準的に解くのではなく、ちょっと変わった解法。
例えば16-7はどうやってやるか。
16-7=10+6-7=10-1=9
数式にするとわかりづらいが、まずは一の位同士を引き算して、足りない分をさらに10から引く方法。
これが普通の考え方であると思うが
さらにもう一つの方法は
16-7=(10+6)-7=(10-7)+6=3+6=9
10から先に7を引く方法。ひかれて余った3にとっておいた6を足す方法。
どちらもスタンダードっちゃスタンダード。
まとめると「10を先に使うか、あとから使うか」ってことなんだよね。
それだけ聞くとさっぱり何のことを言っているかわからんね。
でもまあこういった具合に色々な解き方を考えていく。
頑張って考えて面白い解き方が思いついたら先生はちゃんと見つけてくれて、評価してくれる。
そういう自分の頑張りが認められるところも好きだった。
そんな風に俺は算数がどんどん得意になっていった。
教えるのが好きな小学生
完全に算数にハマった俺は、自分だけではなく周りにも算数好きを全開にするようになる。
先生が授業を進めていくうちに、算数が苦手な生徒は理解できなくてつまづく。
算数の授業で先生が説明した内容を小学生の言葉に直して俺が説明する。
そうすると算数が苦手な友達も算数を理解することができる。
また先生に教わるよりも友達に教わる方がなぜかすんなりと受け入れることができる場合もあるのだ。
頭が悪くて悪ぶってるやつらが小学校中学校で俺に優しかったのは、この頃俺が熱心に教えてもらって、俺に恩を感じているからではないかと未だに思っている。
クラスの不良どもに教えることで、授業の進行もスムーズになり、先生には好かれ(うまく使われ)、不良どもにも好かれるという。なんという好循環だろうか。
最後に
全然タイトル回収していないので、うまく教える方法をひとつ言っておく。
自分がわかる事を当然だと思わない事。
こんなのわかるの当たり前だろっていう考えは絶対頭の片隅にはあるんだろうけど、理解力は人によって違う。
1回の説明で理解できなかったら、違う道筋から説明してあげれば、理解できる時もある。
色んな道筋から説明してあげることで、その答えの全体像っていうのが上手く掴めて、自分なりの答えを導き出せるようになるかもしれない。
ってことで
- 当然わかるでしょ、と思わないようにする
- 色んな方向から説明する
以上の2点を意識して教えれば理解してくれる可能性が一気にアップするのでお勧めだ。
先生側の意見として見てほしいのがこちら
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