今回は小・中学生へのプレゼントにぴったりの顕微鏡セットを紹介する。
好奇心大盛な時期に顕微鏡を買い与えてあげる事によって、子供は色んな生物や物の構造を知り、興味を持つことが出来る。
新日本通商というメーカーの顕微鏡セットについて調べて行こうと思う。
子ども(小学生・中学生)に最適な理由
顕微鏡セットなので、届いたらすぐ使える。
「MIZAR-TEC 顕微鏡用アクセサリー プレパラートセット 植物12枚入り」や「MIZAR-TEC 顕微鏡用アクセサリー プレパラートセット 動物12枚入り」のような観察用プレパラートセットも少しではあるが付属するので、すぐに観察を楽しむことができる。
また顕微鏡ガイドが付いてくるので、「顕微鏡で見るミクロの世界―仕組み・使い方・撮影テクニックがわかる」のような本を買わなくても、顕微鏡の使い方や観察の仕方が分かるのが嬉しい。
操作についても、対物レンズや接眼レンズの倍率を替えたり、焦点を合わせるためにツマミで調整するくらいなので、単純明快で子供(小学生・中学生)でも気軽に楽しく観察できると思う。
付属品
顕微鏡1台
カバーグラス5枚
ブランクラベル5枚
プレパラート4枚
ブランクスライド5枚
ダストカバー
ピンセット
スポイト
レンズペーパー
ホールスライド
シャーレ
試験管
顕微鏡観察ガイド
説明書
保証書(1年保証)
わかりづらい言葉がたくさん並んでいるが、大事なものだけ説明しておく。
プレパラートとスライドガラスとカバーガラスについて
ブランクスライドとはブランク(空の)スライドガラスのことで、観察物を乗せるガラス板の事。
カバーグラス(カバーガラス)は名前の通り、スライドガラスに乗った観察物の上に乗せるガラス板の事。
これら二つのガラス板がセットになった状態をプレパラートという。
つまり当記事で紹介している新日本通商の顕微鏡セットには以下の
空のスライドガラスが5枚
カバーガラスが5枚
観察物がセットされたプレパラートが4枚
が、ついてくるということだ。
つまり、自分で好きな観察物を乗せることも出来るし、もし割れても替えがあるよ、ということだ。
ホールスライドとは
ちなみにホールスライドもスライドガラスの1つで、中央上側にわずかなくぼみがあり、微生物などの観察がしやすいようになっているもの。
これが一枚だけ付いてくる。
ダストカバー
顕微鏡にホコリがたまらない様にかけるカバーのこと。
ブランクラベル
何のプレパラートかわかるように貼るシールの事。
ブランクラベルと言われるとわかりづらいが、白いメモシールってこと。
シャーレとは
微生物やその他観察物を入れる容器のこと。
特徴・仕様
総合倍率:40 – 800倍
対物レンズ:4X・10X・40X
接眼レンズ:WF10X・WF20X (広視野接眼レンズ)
単眼式鏡筒、45°傾斜鏡筒、鏡筒内径23.5mm
焦点装置:ステージ上下式、粗動ダイヤル
照明:白色LED光源(上下2か所)
下部照明:生物顕微鏡
上部照明:反射顕微鏡
単三乾電池3本使用(別売)
サイズ:幅 120 X 横165 X 高さ290mm
重さ:690g
倍率は40倍から800倍
対物レンズと接眼レンズの組み合わせによって倍率が変わるということ。
「対物レンズ」が4倍、10倍、40倍の3つ。観察物側のレンズのこと。
「接眼レンズ」が10倍、20倍の2つで、観察者側のレンズのこと。
例えば「対物レンズ」が10倍、「接眼レンズ」が20倍だったら10✖️20=200倍、といったように単純な計算だ。
下部照明:生物顕微鏡、上部照明:反射顕微鏡の意味
この顕微鏡の特長として2Way、つまり2つの使い方ができる。
生物顕微鏡と反射顕微鏡の2つの顕微鏡として使えるのだが、それぞれ説明すると
「生物顕微鏡」はその名の通り生物等を観察する顕微鏡のことで、下からライトを当てることで観察しやすくなる。
「反射顕微鏡」は鉱物などの不透明なものを観察する顕微鏡で、上からライトを当てることで表面を観察することができる。
新日本通商の顕微鏡セットを買うメリットとデメリット
メリット
メリットはやはり本製品を買うだけで、すぐに観察がスタートできるということ。
(デメリットのところで言うが、電池が必要なので買っておく必要がある。)
そしてセットとして用具がそろっている事、ガイドが付いている事だ。(本体も軽め。690g)
虫や観察が好きな子供にはハマる。これがきっかけで勉強(理科)を好きになる可能性だってある。
まずは自由研究とかでやらせるのもいいかも。
デメリット
デメリットは顕微鏡本体から若干の安っぽさを感じる事。そして単三電池3本が別売りで必要なことだ。
届いたらすぐに使えると言っておきながら、単三電池がないと使えないので、要注意。
セットだとそれなりの価格なので、子供がすぐ飽きたらもったいない。
最後に
顕微鏡をもらったことがきっかけで勉強好きな子供になっていった、というのが理想ではあるが、そうでなくとも少しでも刺激を受けてくれたら親としても嬉しい限りである。
学校でみる顕微鏡の景色と、自分の所有物として自宅でみる顕微鏡の景色は違ってくる。
好奇心をもち、どう見えるか推測し、実際に観察して答えを探す。自分の頭で考えていくこの過程こそが大切なのではないだろうか
ということで今回はこれまで。また違う顕微鏡も紹介して行こうと思う。
参考に以下の記事もご覧いただければ理解が深まると思う。
※ハンディ顕微鏡ってのも購入して使ってみたので参考にしてください
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