囲碁の本ってたくさんあってどれを読めばいいかわからない人も多いだろう。
今回は「囲碁初心者は必ず見ておくべき!」おすすめの本を5つ紹介しようと思う。
おすすめ囲碁入門書
完全なる初心者はコレ
囲碁と言えば「ヒカルの碁」だ。
「ヒカルの碁」とは昔かなり流行った囲碁漫画で、これによって囲碁ブームも来た。
俺もヒカルの碁を読んで「囲碁やりてーー!」って思ったのを覚えている。
で、まず紹介するのが「ヒカルの囲碁入門」という本で、ヒカルと佐為が囲碁のルールとか基本的なことを解説してくれる。
内容については以下の様になっている。
第1章:囲碁の基本ルールをまず覚えよう
第2章:9路盤で囲碁を打ってみよう
第3章:次は19路盤に挑戦だ。模範的な碁を並べてみよう
第4章:決め打ち碁に挑戦してみようー石の生き死にを徹底勉強
第5章:ハンデイ戦-9子局の模範対局を並べてみよう引用元:目次より
基本ルールを簡単・分かりやすく説明してから、入門に適した9路盤(小っちゃい碁盤)での練習してルールを頭に染みこませる。
それから19路盤(本来の大きさ)で「囲碁とはこういうものだ」とか「囲碁の流れ」について実際に体験しながら勉強することができる。
Amazonレビューでもかなり人気で高評価だ。
「漫画」の入門書だから小学生やそれ以下の子どもでも読みやすいし、簡単な練習問題もついているので知識が定着しやすい仕組みになっている。
レビューで一番共感したのが、以下の事。
子供の頃から、いろんな人に囲碁を教わってきましたが、基本ルールは分かるものの、勝敗を決するポイントが分からない。
最後に目の数を数えるのですが、どうしてそれがあなたの陣地で、これが私の陣地なのか、何度説明を聞いても分からず、騙されているような気がしていました。
その積年の疑問がこの本でようやく解けました。引用元:Amazonレビュー
わかるわかる!!石をとることが出来る条件とかはわかるんだけど、最後の自分の陣地を数えるときの整理とか意味不明だし、終局の時に「もう、こんな感じですかね・・・。」みたいな感じに両者納得しているのとかマジで納得いかんかったんだよね。
おそらくそこら辺の謎が解明されるので、この入門書はかなり優秀だと思う!
発行部数が1年間で2万部越えってのがそれを証明している。
ヒカルの囲碁入門の続編
前作が好評でその1年後に「ヒカルの囲碁入門~実践編~」という続編が出た。
- 1章 1局目(互先の対局)基本をマスターしよう!(はじめは、3線と4線にバランスよく!/ 「三々」に強くなろう!/ 「攻め」の基本をマスターしよう! ほか)/
- 2章 2局目(互先の対局―星対小目の布石)実戦での応用力を身につけよう!(小目の定石/ 模様の荒らし方/ サバキのコツ ほか)/
- 3章 3局目(4子局の対局)戦いに強くなろう!(かく乱戦法対策!)/
- 4章 巻末問題集
引用元:目次
前作と比べると難易度がアップして、実践的な内容が増えている。
この本を読んで棋譜を並べて実践をすればするほど、囲碁の楽しさや奥深さが分かって、棋力も上がるだろう。
第4章は問題集となっていて、1~3章までのテクニックを応用したり、復習したりすることができる。
第三弾は問題集
ヒカルの囲碁入門の第三弾として「問題集」が出されたが、あまり評判は良くない。
なぜかというと問題のレベルが「囲碁を始めたばかりの初心者レベル~3段レベル」と幅がありまくるからだ。
問題を解きたいなら自分の棋力に合った本で、もっとピンポイントに特訓したほうが良いと感じた。
第1章 石の生き死にを覚えよう!
第2章 相手の石を取る
第3章 地の中に手あり
第4章 腕だめし問題集
コラム 大学で囲碁の授業があるってホント?/どうすれば、碁が強くなるの?/アメリカやヨーロッパの人も碁を打つの?/コンピュータってどのぐらい強いの?/友だちに囲碁を教えるときのコツは?引用元:目次
まあ一応人気シリーズの第三弾ということで紹介だけはした。
囲碁の教科書的な入門書
基本ルールや基本手筋・戦術がビッシリと書かれた入門書。
アニメ漫画(ヒカルの碁)で勉強するのが嫌だという人にはお勧め。
基本知識がしっかりとまとまっているため、教科書(教本)として使うのにいいな、と感じた。(つまり「あ、あの手筋どうだっけ?」と思ったときに調べられる本。)
これから囲碁人生をスタートすることができる。ってくらい囲碁の楽しさを感じられる本。
ただ、文章が大人向けなので、子どもが読むには少し苦労するかもしれない。
「欠け眼の見分け方」について非常にわかりやすく書いてある点はかなり評価できる。
昔ながらの囲碁入門書
1998年に発売されてから、今まで不動の入門書として支持されているのは理由があるからだろう。
基本的なルール説明⇒9路盤⇒13路盤⇒19路盤⇒練習問題
という、よくある流れかつ確実に力を付ける流れで説明されている。
囲碁とは何ぞや、という基本的な知識を習得することができる。
より実践的な本
これを最後に持ってきたのは理由があって、入門書を色々読んで最終的にこの本で(問題形式で)基本的な事項を確認するのがベストだと思ったからだ。
実践から101問が出題されていて、定石や手筋、基本テクニックを学ぶことができる。
実際に盤に並べて対局の雰囲気を感じることができる、そんな本。
最後に
本で知識を得て、それを実践で使ってみることで自分のものにすることができる。
それを繰り返すうちに「自分の形が出来上がってきて自然に棋力が上昇する」ってのが一番良い流れだ。
まずは始めることが第一歩。入門書を見る見ないで天と地の差が出てくる。
今日はそんな感じ。
そいじゃ!
おすすめ碁盤の記事も書いたよ⇒「【おすすめ碁盤(碁石)】囲碁初心者のための囲碁セット」
碁盤を持っていない人は、気合入れてセットで買い揃えよう。
ヒカルの碁の原作を知らない人は読んでみるべし。
多分普通にハマる。不思議なことに他の事のやる気も出る。
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