北海道小樽市に巡視船の新造船である「えさん」が来て一般公開されるという事であったので船内見学に参加してきた。
巡視船「えさん」とは
34年間にわたり海上保安で使われてきた前船「えさん」が老朽化のため任務終了させた。その後継船となるのが今回の新造船「えさん」である。
三菱重工業株式会社下関造船所で建造された「えさん」は、くにがみ型PL12巡視船。総トン数約1,500トン・全長約96.0m・幅約11.5m。旧えさんの680トンに比べて約2倍。25ノット以上に速力もアップした。
新装備としては、ヘリ甲板の下に多目的室を備え、大規模災害発生時の緊急物資の格納や輸送、支援者の収容などに活用できる。また、火災などの備え放水銃を装備し、ゴムボートも2隻に増やした。
引用元:小樽ジャーナル(http://otaru-journal.com/2016/11/1108-1.php)
機関室には馬力6500wくらいのエンジンが2つ搭載されていて、そこそこの速さが出るらしい。(ちなみに新日本海フェリーのライラックで11,915kwのエンジンが2つ搭載。)
ま、新造船なんてなかなか見ることができないし話のネタになるかなってっことではるばる小樽まで見に行ったぜ。
ではスタート!

1人の海保職員(役員かな?)に案内をされた。案内される見学人は到着した順にグループに分けられ(適当)俺らの見学グループは10人程度だった。
まずは船の周りをぐるっと回る。案内人の説明が先頭の人しか聞けない状態なので残念だ。

なにかあるぞ。

揚綱機のようなものか。何に使うかはよくわからんが、とりあえず綱をまくもの。

船の前方についた。

でかい揚綱機だ。船を係留するときに使う。(岸に綱を結んで船が陸から離れないようにする。)

2個ついている。

揚綱機からここを経由して外の岸につながっている。

中に入る。

救命胴衣とかがおいてある。

さらに中へ。

会議をやったりのんびりする部屋らしい。

大きなテレビがついているが、すぐ近くの人が見えないので気を使ってテレビの電源はつけないんだとか。

違う部屋。

こういう感じでくつろぐのかな。

こちらもテレビが設置されている。

調理室に入る。

立派だー。20畳くらいあるかな。

オール電化だ!火を使うと火事になるからね。

なんだこれはと思って手をかざしてみたら、温かい風が。暖房だ。

それでは2階へ。

偉い人の部屋かな?運用司令長って何する人だろう。

風呂トイレは別のところにある。ベッドが奥にあって、普通にいい部屋。
机は物が落ちない様に淵が高くなっている。

機関長室もあったが、恐らく中は一緒。

さらに上へ。

階段の途中、電気機器室?とかかれた扉があった。
大きな器材をしまっている、らしい。

ここは操舵室のようなところ。

コピー機がある。

モニターもたくさんついていて、通信とかもここでするんだろーな。

謎のオノが。

進水式のときに斧を使う、そのいわれについて。

作戦会議を開けるような場所だ。ホワイトボードがあるね。

前方に行くとレーダーや操舵機など、本格的な運転グッズが。

かっこいいな。

これはレーダー。だと思う。自分がどこの方向を向いているかわかる、らしい。ということはGPS?

前方、双眼鏡がいくつか置いてある。

小樽の街が~。

なんかよくわからん電子機器がたくさん。

下段に資料なんかも置いてあるね。操舵室を見終わり、次は外に出る。

こっから脱出用のボートがでてくる。船の左右に4基ずつ置いてあった。

お、ゴムボートだ。エンジンは2つ、何馬力のが付いているか保安官に聞いてみたが教えてくれなかった。
見た感じだとヤマハの250馬力で4ストロークあたりか。(推測)
コッソリ教えてくれたが時速100kmは出るらしい。

ゴムボートは海上で悪いことをした人を追っかける用に主に使うらしい。なのでスピードが出るんだね。
100kmも出るんだったら大体の船が逃げ切れないね。

曳航の際使う綱だと。
曳航とは座礁した船や故障した舟を引っ張って運ぶこと。
3,000トンクラスの船を引っ張ることができるんだとか。

ここはフリースペースで、乗務員の運動に使われたりする場所。

この中に畳が入っていて、部屋に敷き詰めることができるのだとか。

実はここにテレビが隠れているとコッソリ教えてくれた。

エンジンルームに到達。
左舷側と右舷側に6,500kwのエンジンが1つずつついている。

12気筒。ちょーでかい。

12気筒のうちのひとつに入っているピストン。マジでかい。

なんかよくわからん機械がたくさんある~。

下に行けば発電機がある。いけなかったけど、おそらくでかい発電機なんだろうな。

お、保安職員の洗濯室。奥に風呂。

6畳くらいあるかな。

第5首席室。まあまあ偉い人かな。

ほうほう。
ちなみにこの階は主任以上の部屋で、この一個下の階にそれより格が下の人が寝るらしい。
恐らく部屋の構造は一緒だね。
この1個上の階にもっと偉い人たち、船長とかが泊まっているらしい。それは見せてもらえなかった。

外に出ると、放水機があった。
これは敵に命中させるものではなく、ヘリポートに水を飛ばすためのものって言ってた。(なんでヘリポートに飛ばすかは忘れた。)

ヘリポート。
大きな「H」が印象的である。ハイパーボール!
船の中は滑らない様な地面になっている。

案内してくれた海上保安のおっちゃんに感謝。
この服は式典とか用に1着だけ支給されるらしい。普段は着ない。

1番上が海上保安の証、2番目が勤続年数表彰、3番目が保安長官彰?みたいなやつ。
かっこいいっすね。
まとめ
40分くらいの見学であったが、なかなか楽しむことができた(もちろん無料だった)。
これから日本のために頑張ってほしい。

以上!


  
  
  
  

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