電動のこぎりが安価になってきて誰もが使いやすくなってきたが、まだまだ「手のこ」も健在。その理由はやはり手軽に扱えること、またその安さである。
そんな「手のこ」のメリットと種類、またおすすめの手のこをランキング形式で紹介して行こうと思う。
※基本的には木材を切ることを想定。
手のこのメリットと種類
手のこの種類
「手のこ」とは手動で扱うのこぎりの事で、基本は以下のように柄と刃で構成されている。
中には折りたためるタイプもあって、折りたたむと刃が隠れて安全に保管できる点が良い所。
「糸のこ」と呼ばれるタイプもある。刃が細くてコントロールして切りやすいのが特徴だ。
糸のこを使う理由としては細かい作業(文字や何らかの図形を切り抜く「切り文字」や「窓抜き」)ができるのが大きい。
少し大きめで、形的にはノーマルタイプのものはコレ。
刃や柄の部分が長いので(てこの原理で)少ない力で大きくきる事ができるのが特徴。
一応紹介するが、金属切断用の手のこもある。
手のこのメリット
手のこのメリットとして以下の5つがある。
- コンパクトで場所をとらない
- 軽くて使いやすい
- 手入れがしやすい
- 危なくない
- とにかく安価
全部「電動のこぎりと比べて」という前提条件だが一つずつみていこう。
コンパクトで場所をとらない
折りたたみのタイプだと通常の大きさで30cm、折りたたむと20cmくらい、もしくはもっと小さくなる。
電動のこぎりだと、本体や替え刃をしまうケースがゴツくて大きいので、保管のしやすさは天と地の差がある。
軽くて使いやすい
小さくてコンパクト、さらには軽量なので、木に登って枝を切るような作業をするときには重宝する。
ポケットに入れて持ち運ぶ事も出来るし、片手で柄をつかめるので使いやすい。
手入れがしやすい
刃は替え刃を取り替えればいいし、電動のこぎりのようにコードもついていないので、地面の土が付いて汚れる事もない。
なんなら雨の日に使用しても良い。使い終わった後にタオルで刃をひとふきでOK。
危なくない
電動のこぎりに比べれば安全。
もちろん刃を直接触ることは避けたほうがよいが、よっぽどのことがない限り自分の手を切ってしまうことはないだろう。
とにかく安価
電動のこぎりだと安いものでも8、9千円はするが、手のこは2,3千円で買うことが可能だ。
「ガッツリ作業をするつもりはないんだけど、ちょっと木材を切りたい」って言う人は手のこがちょうどいいよね。
おすすめ手のこランキング
前置きがずいぶん長くなってしまったが、おすすめの手のこランキングを紹介する。
1位 シルキー ゴムボーイ 万能目 240mm 121-24
冒頭でも紹介した手のこだが、折りたたみの手のこは人気がある。
3cm~7cmの木を切るのに適している。
俺も使ってたことがあるんだけど、直系10cmくらいの松ノ木を切断した。
しばらく使うと刃が曲がってきたり切れ味が悪くなったりするので、替え刃の購入は必須だと思う。
替え刃はコチラ
2位 Z ライフソークラフト 145 本体 No.30023
アサリがないのが特徴の手のこ。
※アサリとは刃の外側が曲線を描いていること。
アサリがないと正確に木材を切りやすいので、細かい作業をする人にはおすすめ。
3位 The Friendly Swede 北欧スウェーデンデザイン 折りたたみ式 万能目 ノコギリ 刃渡り 210mm TPR ハンドル パラコード付き
これまた折りたたみ手のこ。
前長43cm、折りたたむと23cm。
安全ロックがあるので、簡単に刃が露出しないようになっている。
安さがポイント。
そして色が黒くて見た目がかっこいい。
4位 Z ライフソー 9寸目 265mm 替刃式のこぎり 30002
柄の部分が握りやすい形をしているのがポイント。
刃が細かいので、木材をきるのはあまり向いていない?かも。
5位 SK11 替刃式折込鋸 刃渡り 120mm 木工用 S120-M
前長26cm、折りたたむと17.7cmとかなりコンパクトな手のこ。
刃が大きくないので、作業内容に制約があるが、ちょっとした作業の際は軽いし便利。
6位 サムライ 曲刃折込鋸 替刃式 騎士 荒目 210mm FC-210-LH
園芸用や剪定用に良く使われている折りたたみ手のこ。
切りくずの逃げ道が作られる構造になっているため、刃と木材の抵抗が少ない。
切れ味抜群なため、アマゾンレビューではかなり評価が高い。
7位 技工 替刃式両刃鋸 240mm プラケース入
コンパクトさでいうと折りたたみ式に比べると圧倒的に負けるが、このノーマルタイプは切断の効率で言えば圧倒的に上。
効率がいいのでもちろん疲れもたまりにくいし、すんなり切れるので使いやすいっちゃ使いやすい。
8位 プロメイト 糸鋸デラックス 焼入刃付 No.7260
用途が違うため同じランキングに並べるのはナンセンスだが、糸のこは性能的にはすばらしいので紹介しておく。
替え刃が木工用、薄板木工用、プラスチック用、軽金属用の4本が付いてくるのが嬉しいところ。
番外編として
やった事ある人ならわかると思うんだけど、ダンボールをカッターで切ろうとすると結構大変なんだよね。
そこでダンボール切断用ののこぎりがある。
レビューを見てみると、サクッと切れて便利!だが、大きなダンボールだと柄(もつところが)小さいので切るのが大変。
それだったら大き目のカッターを使ったほうが良い、と言う人もいるのでなんともいえない。
最後に
俺はもっぱら電動のこぎり派ではあるんだが、今回紹介した手のこはやはり気軽に使えるし保管も邪魔にならないし、一個くらいは持っておいてもいいかなって感じだ。
電動のこぎりは「【おすすめ電動ノコギリ】DIYには必須の電動ノコギリ!種類・選び方を解説!」で紹介しているので一度見ていただければと思う。
今日はそんな感じ。
そいじゃ!
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