『任天堂スイッチが買えない』
「空前の人気爆発により、任天堂スイッチが利用者の手元に届かない状態がなお続いている」というのは事実ではなく、実は買おうと思ったら定価より高い金額を出せば購入は可能だ。
転売屋が買い占めているため、そういった状況が続いているのだ。
素朴な疑問としてずっと思っていたことがある。
「任天堂はなぜSwitch(スイッチ)を追加生産して市場(しじょう)に大量に出さないのか」ということだ。
転売屋に買い占められているのなら追加で生産して、大量に市場に出回らせてしまえば「スイッチが欲しい人」に定価で買ってもらうことができるのではないか、と俺は考えていた。
先日この疑問を友人にぶつけたら、「とんちんかんな答えが返ってきて、全く納得できない」という事象が発生した。
そこで、任天堂に勤めている親戚に聞いてみることにした。
先に言うが、結論は「生産が追い付かないから」という理由だった。
今回はそこんとこの詳しい事情と、「じゃあもし大量生産できる環境があったなら大量生産して大量にスイッチを市場に出回らせるのか」という疑問の答えを書いていくこととする。
友人のとんちんかんな回答
興味ない人は飛ばしてほしいのだが
友人のとんちんかんでスッキリしない回答がどのような内容かを書いておくと
- スイッチは常にほしい人がいる状態にしとくべき
- 常にほしい人がいる状態・スイッチ売れているんだなって思わせる状態にしておくことでスイッチの価値は高いものだと思わせるべき。
- 需要が供給を超えてしまうため、スイッチの価値がなくなる
- 結果、大量にスイッチが余って任天堂と転売屋が共倒れ
といった理由で「スイッチを追加で大量に市場に出回らせるべきではない」という結論に至ったのだ。
正直、何言ってんだ?って思ったけどそれを覆す圧倒的な論理主張もできなかったため最初はおとなしく聞いていたが、そもそも話の組み立て方もめちゃくちゃで非論理的すぎて全く理解できなかった。
友人の主張を全て聞き終わった後に俺が「もっと論理的に説明してくれないか?全然理解できないんだが」と言ったら
すると友人は「俺は専門家じゃない、論理的には説明できない」とか言い始める始末。
論理的に物事を進めていかないと、答えは見えてこないだろ。馬鹿かしっかりしてくれ。
愚痴はこの辺にして先に進むこととする。
結論:生産が追い付かない
「任天堂はなぜSwitch(スイッチ)を追加生産して市場(しじょう)に大量に出さないのか」の答えは「Switchの生産が追い付かないため」だ。
どういうことかというと、「Switchの画面はiPhoneと同じ画面」を使っているため、現在任天堂とAppleで画面の部品の取り合いのような状態に陥ってしまっているのだ。
そのため、部品が足りずにSwitchを生産できていない状態が続いているということ。
また生産が追い付かないのはもう一つ、「工場の規模が小さいため、大量に生産できない」という理由がある。
では工場を大きくすればいいのでは?と思うが、それがなかなか出来ない。
なぜならゲーム機はいつまでそのハード(本体)が流行るかわからないし、数年たったら新しいハードがメインになっているかもしれない。そうなると今大量に設備投資をしたところで、それが無駄になる可能性があるから増資しづらい状況なのだ。
もし大量生産できる環境があったら大量生産してスイッチを市場に出回らせるか
話はもうすでに終了しているのだが、「もし」部品も足りてて工場も増設して大きくなって大量生産出来る状況にある場合は「スイッチを市場に大量に出回らせるか」の答えを書いていこうと思う。
俺がはっきりさせたいのは正直コレで、俺の友人は「出回らせたらダメだろ」という主張をしていたわけだ。
これも任天堂にお勤めの親戚に聞いてみた。
「一気にスイッチを市場に出回らせてしまったらスイッチの価値がなくなってしまうだろ」という友人の主張に対しては、「価値はなくならないし、今は欲しい人に全員の手元にスイッチが届くのがベスト」という事であった。
これには納得の理由があった。
任天堂的に一番問題なのはハードが売れない事
ハード(本体)が売れないってことはそのソフトも売れない。
任天堂としてはこれが一番の問題であり、痛いところなので早急に対策しなくてはいけないのだ。
ハードが売れない状態のまま、旬の時期が廃れてしまったらもはや任天堂は終わりである。The End。
ゲーム機の流行りの移り変わりは激しいので、飽きられてしまったらもはや売れない。売れる(需要がある)うちにガンガン売りまくるのがゲーム業界の鉄則。価値が下がるだとかそんなの言ってらんない。
ゲームのハードを売らなければ何も始まらない。いくら後に面白いゲームタイトルが発売されようと、プレイできるハードがないとヒットしないのだ。
もしソフトが飽きられたら、どんどん新作を発売し、購入してもらう。といった具合に工夫を凝らすことができるが、ハードが売れないとどうにもできない。
このままでは転売屋が一番儲かる
一番腹立つのが、「今のペースのまま生産していくと、転売屋が一番儲かる」ことだ。
任天堂の小さな工場で生産されるごくわずかなSwitchの台数くらいだったら転売屋が簡単に全て買い占められるからだ。
なので任天堂は一刻も早く大量生産出来る環境を作り、転売屋が買い占められないくらい大量にSwitchを販売するべきだ。
まあそれが出来ないから困ってるんだろうけどさ。
最後に
友人の素っ頓狂な回答にずっとモヤモヤしていた俺の心は完全に晴れ渡り、今後も良好な視界であろう。
同じ疑問を持い悩んでいる人がGoogle検索で「Switch 転売 追加で販売」とかで調べたときに、このページにたどり着くことを祈ろう。
そして任天堂がスイッチを大量生産できるようになることを祈ることとする。
今日はそんな感じ。
そいじゃ!
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