今回充電式の電動丸ノコに注目してみる。
色々な種類の電動丸ノコを比較して、優れた機能や、選び方を解説していこうと思う。
以前、有線(コードあり)の丸ノコについてはまとめたので参考にどうぞ。⇒「【おすすめ丸ノコ】自宅で簡単DIY!比較してみた&丸ノコ・刃の選び方」
おすすめ電動丸ノコ《充電式》
コードレス電動丸ノコのおすすめはコレ。
マキタ 165mm充電式マルノコ (本体のみ/バッテリー・充電器別売) 黒 HS631DZB
ちなみにコレ本体のみ。
バッテリー充電器・ケースのセット付はコチラ⇒「マキタ 165mm充電式マルノコ (バッテリー・充電器・ケース付)」
一体どんな機能が付いているのか、他の丸ノコに比べて何が優れているのか、おすすめの理由を紹介していこうと思う。
刃の大きさ
基本的な情報だが、刃の外径が165㎜と大きめ。
刃が大きいと「一気に切れる」、「切り込み深さがある」といった利点がある。
切り込み深さについては直角に切り込んだ場合、66㎜の深さまで切れる。(厚さ6cmの木が切れてしまうって事)
ただ、大きい刃のデメリットとして、小回りが利かない事。やっぱり扱いやすさで言えば歯の小さい小型丸ノコに軍配が上がる。重さも小型の方が断然軽いし。
※外径とは
回転数
回転数とは1分間にどのくらい刃が回転するかということだ。
もちろんこの回転数が上がれば上がる程、よく切れる。(単純にてかずが多くなるからね)
その代わり、より電気を使うのが欠点。
リチウムイオンバッテリー
リチウムイオンバッテリー6Ahを搭載している。(55分で充電完了する。)
リチウムイオンバッテリーってスマホにも使われている充電池の事だ。
メリットとしては電気を使い切ってから充電しなくても、途中で継ぎ足し充電が可能。(電池寿命が縮まらない)
電動工具はほとんどがリチウムイオンバッテリーだ。
切断スピード・モーター
ハイパワーの大型ブラシレスモーターをつかっているので、なんと「切断スピードが有線の丸ノコより速い」。
実はこれには理由がモーター以外にもう一つあって、後述する「鮫肌チップソー」というのものだ。
さらに、通常は切断面と刃に摩擦が生まれてモーターに負荷がかかるのだが、その負荷に応じて刃の回転スピードを自動調整されるという機能を持つ。
なのでエンジンがオーバーヒートしてしまうのを防ぐ効果もあるし、効率よく切断できる。
鮫肌チップソーで摩擦軽減
鮫肌チップソーという刃を採用している。
これは簡単に言うと、切断面と刃との摩擦抵抗が極端に減少している。具体的に言えば通常の4分の1。
実際に刃の両サイドに模様みたいなものがあるのがわかる。
さらに刃と刃の間が均等になっていないのが分かると思うが、わざと開けている。そうすることによって切断した際のクズの排出がスムーズにいくからだ。
また切断音についても「マキタMスリット」という工夫によって低減されている。
この鮫肌チップソーは2つ種類があって、刃数が44個か55個か、だ。
切りくず吹き飛ばし機能
丸ノコを使ってみたらよくわかるのだが、切断した時に切りくずが山ほど出てくる。その切りくずで今自分が切っている場所が見えない時が多々ある。
そんな時に便利なのがブロワ機能というものだ。
ブロワ機能とは切りクズを吹き飛ばす機能で、切断物に書かれた目印や線などが良く見えるようになっている。
まあでも切ったときに出るクズの大部分は基本的には後方にうまく出される。
基本スペック まとめ
外径:165㎜
内径:20㎜
最大切込深さ:66㎜
回転数:5,000回転/分
寸法:286×192×258
質量:3kg
おすすめの小型の丸ノコ《充電式》についても見ておこう。
おすすめ小型コードレス丸ノコ
小型のコードレス丸ノコでおすすめなのがコチラ。
刃の大きさが85㎜とかなりコンパクト。
重さも1.5kgなので片手でも簡単に作業できるだろう。
リチウムイオンバッテリーは1.5Ahで少し少なめであるが、その分小型で電気を消費しないので、それなりに連続使用することができる。
充電時間は22分。
機能は特についていないため、正直普通の丸ノコだが、本格的にやるわけじゃなくて、自宅でDIYする程度(日曜大工おとうさん程度)であれば十分だ。むしろ小回りが利いてこっちのほうが良いかもしれない。しかも値段は1万円を切る。
ただ切り込み深さが結構浅い(2.5cmくらい)
基本スペック まとめ
外径:85㎜
内径:20㎜
最大切込深さ:25.5㎜
回転数:1,500回転/分
寸法:313×170×155
質量:1.5kg
他のメーカーのおすすめコードレス丸ノコ
今紹介してきた充電式丸ノコはどちらも「マキタ」というメーカーだったので、それ以外のメーカーが出す充電式丸ノコはどんな機能を兼ね備えているのか見ておこうと思う。
ボッシュ
BOSCH(ボッシュ) 18Vバッテリー丸のこ(本体のみ) PKS18LIH
外径:147㎜
内径:20㎜
最大切込深さ:47㎜
回転数:3,800回転/分
寸法:?
質量:2.6kg
外径が147㎜の刃で18Vハイパワーでの切れ味がポイント。
よくわからんと、どのメーカーでも同じように見えるが、前述した通りマキタにはブロワ機能や刃の回転スピード自動調整や鮫肌チップソーがあるので、やはりマキタ一歩リードって感じ。。
日立
外径:125㎜
内径:20㎜
最大切込深さ:47㎜
回転数:5,000回転/分
寸法:277×168×237
質量:2.5kg
地味にいいのが日立の充電式丸ノコ。
125㎜と小型の刃で18Vと力強い。質量も2.5kgと作業のしやすさはかなり良い。
本体を横置きして安定させることができるため、刃の交換が安全に簡単に出来るのも大きなメリットだと思う。
さらにサイレントモードを搭載しているため、騒音を抑えることができる(具体的に言えば5,000回転から3,000回転に抑えて動作させる)。
実際に二つのモードを聞き比べてみたけど、確かに3,000回転のサイレントモードだと音が抑えられている!
(まあでもうるさいけどね。)
その他にも切粉を後方に排出する機能だとか(マキタもある)、LEDライトが付いていたりだとか日立の丸ノコにしかない機能もある。
最後に
刃の大きさが違う4台の充電式電動ノコギリを紹介してきたが、気に入ったものはあっただろうか。
値段で決めるのはもちろんのこと、性能にもわずかずつであるが差があるので、当たり前ではあるがしっかり見極めてから購入することをおすすめする。
もちろん使ってみないとわからない部分もあると思うけどね。(丸ノコの音は基本的にうるさい、とか。)
今日はそんな感じ。
そいじゃ!
丸ノコを使う際、定規があったらかなり便利だから参考にどうぞ。
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